
WordPressで作ったホームページを確認したときに、「なんだか表示がおかしい」と感じたことはありませんか。
レイアウトが崩れている。
画像が表示されない。
スマートフォンだけ見た目がおかしい。
メニューが開かない。
更新したはずの内容が反映されない。
問い合わせフォームの表示や動作に違和感がある。
このような表示不具合は、WordPressサイトでは決して珍しいものではありません。
ただし、「表示がおかしい」と一言でいっても、原因はさまざまです。
プラグインの不具合、テーマの問題、キャッシュ、CSSやJavaScriptの読み込みエラー、サーバー環境、PHPのバージョンなど、複数の要素が関係している場合があります。
株式会社イズイズは、25年以上にわたりホームページ制作やシステム開発に携わり、他社で制作されたWordPressサイトの保守相談やリニューアル相談も多くお受けしてきました。
実際の現場でも、「ホームページの表示がおかしいが、原因が分からない」「制作会社と連絡が取れず、どこを直せばよいか分からない」といったご相談は少なくありません。
この記事では、WordPressの表示がおかしいときに確認すべきポイントや、よくある原因、自己判断で触らない方がよいケースについて、ホームページ制作会社であるイズイズの視点から解説します。
Contents
WordPressの表示がおかしいと感じる状態には、さまざまなパターンがあります。
例えば、次のような症状です。
トップページのレイアウトが崩れている。
画像やバナーが表示されない。
文字の大きさや余白がいつもと違う。
スマートフォンだけ表示が崩れている。
メニューやボタンが動かない。
スライダーが止まっている。
更新した内容が反映されない。
問い合わせフォームの表示が崩れている。
一部のページだけ真っ白になる。
管理画面にエラーが出ている。
このような症状が出ると、「WordPressが壊れたのではないか」と不安になるかもしれません。
しかし、表示がおかしい原因は一つとは限りません。
画面上では同じような表示崩れに見えても、実際にはプラグイン、テーマ、キャッシュ、サーバー環境など、原因がまったく異なる場合があります。
そのため、まずは慌てて設定を変更するのではなく、どこで、いつから、どのような症状が出ているのかを整理することが大切です。
WordPressの表示がおかしいときは、いきなりプラグインを削除したり、テーマファイルを編集したりするのは避けましょう。
原因が分からないまま作業すると、かえって状態が悪化したり、元に戻せなくなったりする可能性があります。
まずは、以下のポイントを確認します。
最初に確認したいのは、表示がおかしい範囲です。
トップページだけなのか。
下層ページも崩れているのか。
投稿ページだけおかしいのか。
お問い合わせページだけ崩れているのか。
スマートフォン表示だけおかしいのか。
特定のブラウザだけで起きているのか。
表示不具合の範囲が分かると、原因を絞り込みやすくなります。
例えば、トップページのスライダーだけが動かない場合は、スライダー用プラグインやJavaScriptの読み込みが関係している可能性があります。
スマートフォンだけ表示がおかしい場合は、レスポンシブ対応のCSSやメニュー周りの処理が関係している可能性があります。
次に、いつから表示がおかしくなったのかを確認します。
今日突然おかしくなったのか。
プラグイン更新後に崩れたのか。
WordPress本体を更新した後なのか。
サーバーのPHPバージョンを変更した後なのか。
何も触っていないのに気づいたら崩れていたのか。
表示がおかしくなる直前に行った作業が分かると、原因の特定につながります。
イズイズが保守対応を行う際にも、まずは「いつ」「誰が」「何を変更したか」を確認します。
作業履歴や更新履歴が残っていると、原因調査がスムーズに進みます。
自分のパソコンでは表示がおかしく見えても、別の端末では正常に表示されている場合があります。
この場合、ブラウザのキャッシュや端末固有の表示、ブラウザのバージョンなどが関係している可能性があります。
確認する際は、以下のように複数の環境で見てみましょう。
別のパソコンで確認する。
スマートフォンで確認する。
別のブラウザで確認する。
シークレットウィンドウで確認する。
社外のネットワーク環境で確認する。
複数の環境で同じように表示がおかしい場合は、ホームページ側に原因がある可能性が高くなります。
WordPressのプラグイン更新でサイトの表示崩れが起きたときに当てはまりやすい原因は、
主に以下の通りです。
WordPressの表示がおかしい原因として多いのが、キャッシュです。
キャッシュとは、一度表示したホームページのデータを一時的に保存し、次回以降の表示を速くする仕組みです。
通常は表示速度の改善に役立ちますが、古いデータが残っていると、更新後の内容やデザインが正しく反映されないことがあります。
例えば、次のようなケースです。
文章を修正したのに反映されない。
画像を差し替えたのに古い画像が表示される。
CSSを修正したのにデザインが変わらない。
自分のパソコンだけ表示が崩れて見える。
確認したいキャッシュには、ブラウザのキャッシュ、WordPressのキャッシュプラグイン、サーバー側のキャッシュ、CDNのキャッシュなどがあります。
キャッシュを削除することで改善する場合もありますが、キャッシュだけが原因とは限りません。
削除しても改善しない場合は、プラグインやテーマ、サーバー環境など別の原因を確認する必要があります。
WordPressでは、問い合わせフォーム、スライダー、SEO設定、セキュリティ、表示速度改善など、さまざまな機能にプラグインが使われています。
これらのプラグインが更新されたり、他のプラグインと干渉したりすると、表示がおかしくなることがあります。
例えば、次のような症状です。
スライダーが動かない。
問い合わせフォームが崩れている。
メニューが開かない。
画像が表示されない。
ページの一部だけレイアウトが崩れる。
イズイズが保守を担当した案件でも、WordPressのコアバージョンとスライダー用プラグインのバージョンが干渉し、トップページのスライダー表示が崩れたケースがありました。
表側では「スライダーが動かない」という症状でしたが、原因を確認すると、単純な画像設定ミスではなく、WordPress本体とプラグインのバージョン相性によるものでした。
プラグイン更新後に表示崩れが起きた場合は、関連記事「WordPressのプラグイン更新で表示崩れが起きる原因と対策」でも詳しく解説しています。
プラグイン更新が原因として考えられる場合は、あわせて確認しておくと原因の切り分けに役立ちます。
WordPressの表示は、テーマによって大きく左右されます。
テーマには、ホームページ全体のデザインやレイアウト、各ページのテンプレート、CSSやJavaScriptの読み込みなどが含まれています。
テーマが古いままになっていたり、独自カスタマイズが入っていたりすると、WordPress本体やプラグインの更新と合わなくなり、表示がおかしくなることがあります。
特に他社で制作されたWordPressサイトでは、制作会社独自のカスタマイズがテーマファイルに入っている場合があります。
その場合、管理画面から見える情報だけでは原因が分からず、テーマファイルやテンプレート構造を確認する必要があります。
イズイズでは、他社制作のWordPressサイトをご相談いただいた場合、管理画面だけでなく、テーマの構造やテンプレートの記述、CSSやJavaScriptの読み込み状況も確認します。
表側の見た目だけを直すのではなく、どこで不具合が発生しているのかを切り分けることが大切です。
ホームページの見た目や動きには、CSSやJavaScriptが関係しています。
CSSは、文字の大きさ、色、余白、レイアウトなどを整えるための仕組みです。
JavaScriptは、メニューの開閉、スライダー、アニメーション、フォームの動作などに使われることがあります。
これらのファイルが正しく読み込まれていない場合、表示がおかしくなったり、一部の機能が動かなくなったりします。
例えば、次のような症状です。
デザインが崩れている。
メニューが開かない。
スライダーが動かない。
ボタンを押しても反応しない。
スマートフォン用メニューが表示されない。
CSSやJavaScriptの読み込みエラーは、プラグイン更新、テーマ変更、キャッシュ、ファイルパスの変更、サーバー設定など、さまざまな原因で起こります。
見た目だけでは原因が分かりにくいため、ブラウザの検証ツールやエラーログを使って確認する必要があります。
WordPressはサーバー上で動いているため、PHPやデータベースなどのサーバー環境とも関係しています。
サーバーのPHPバージョンが古すぎたり、新しくしたPHPにWordPressやテーマ、プラグインが対応していなかったりすると、表示崩れやエラーが起きることがあります。
実際にイズイズにも、「サーバーのPHPバージョンを上げたところ、WordPressサイトが表示されなくなった」というご相談がありました。
原因を確認したところ、WordPress内で使用されている一部の関数が、変更後のPHPバージョンに対応していないことが分かりました。
この案件では、PHPのバージョンアップを行う前に、該当する関数を新しいPHP環境に対応した記述へ置き換える対応を行いました。
その結果、表示崩れやエラーを起こすことなく、PHPおよびWordPressのバージョン更新を進めることができました。
このように、WordPressの表示不具合は、管理画面上の更新通知だけを見ても判断できない場合があります。
サーバーのPHPバージョン、使用されている関数、テーマやプラグインの記述、エラーログなどを確認しながら、原因を切り分けることが重要です。
パソコンでは問題なく見えているのに、スマートフォンで見ると表示がおかしいというケースもあります。
これは、レスポンシブ対応のCSSやスマートフォン用メニュー、画像サイズ、余白設定などが関係している場合があります。
例えば、次のような症状です。
文字が画面からはみ出している。
画像が大きすぎる。
メニューが開かない。
ボタンが押しにくい。
横スクロールが出ている。
余白が詰まりすぎて読みにくい。
スマートフォンからホームページを閲覧するユーザーは多いため、スマートフォン表示の崩れは問い合わせや採用応募の機会損失につながる可能性があります。
イズイズでは、ホームページ制作時にパソコン表示だけでなく、スマートフォンでの見やすさや操作しやすさも重視しています。
見た目が整っているだけでなく、ユーザーが迷わず情報にたどり着けることが大切です。
WordPressの表示がおかしいとき、原因が分からないまま触ると、状況が悪化することがあります。
特に、以下のような作業は慎重に行う必要があります。
よく分からないままプラグインを削除する。
テーマファイルを直接編集する。
バックアップなしでWordPress本体を更新する。
複数のプラグインをまとめて更新する。
サーバーのPHPバージョンを急に変更する。
キャッシュ系プラグインの設定を大きく変更する。
一見すると不要に見えるプラグインでも、ホームページの表示やフォーム機能に関係している場合があります。
また、テーマファイルを直接編集すると、元に戻せなくなったり、別のページに影響が出たりする可能性があります。
まずはバックアップを取り、どの作業を行ったか記録しながら進めることが大切です。
軽微な表示不具合であれば、キャッシュ削除やブラウザ確認で改善することもあります。
しかし、次のような場合は、専門の制作会社に相談することをおすすめします。
ページ全体が真っ白になっている。
管理画面にログインできない。
複数ページで大きくレイアウトが崩れている。
問い合わせフォームが動いていない。
スライダーやメニューなど重要な機能が動かない。
エラーメッセージの意味が分からない。
制作会社と連絡が取れない。
バックアップがない。
サーバーやドメインの情報が分からない。
以前から表示不具合が何度も起きている。
イズイズにも、他社で制作されたWordPressサイトについて、「表示がおかしいが、どこを直せばよいか分からない」「制作会社と連絡が取れず、社内では対応できない」といったご相談が寄せられることがあります。
そのような場合、表側の見た目だけでなく、WordPress本体、テーマ、プラグイン、サーバー環境、PHP、CSS、JavaScriptなどを確認しながら原因を整理します。
表示不具合を一時的に直すだけでなく、今後も同じようなトラブルが起きにくい状態にすることが大切です。
WordPressの表示不具合が一度だけであれば、原因を確認して修正することで対応できる場合があります。
しかし、次のような状態が続いている場合は、ホームページの管理体制や構築方法そのものを見直すタイミングかもしれません。
更新するたびに表示が崩れる。
プラグインが多すぎて管理できない。
制作会社と連絡が取れない。
社内にWordPressを管理できる人がいない。
スマートフォン表示が古いままになっている。
問い合わせフォームの動作に不安がある。
サーバーやドメインの管理情報が分からない。
現在の事業内容とホームページの内容が合っていない。
WordPressは便利なCMSですが、WordPress本体・テーマ・プラグイン・サーバー環境を継続的に管理する必要があります。
その管理体制がないまま運用を続けると、表示不具合や更新トラブルが起きやすくなります。
ホームページの更新頻度や運用体制によっては、WordPressを使い続けるよりも、管理しやすい構築方法へ見直すことも選択肢の一つです。
イズイズでは、ホームページ制作において、公開後の運用しやすさを大切にしています。
見た目のデザインだけでなく、検索エンジンに伝わりやすいHTML構造、ユーザーが迷わず情報にたどり着ける導線設計、更新しやすいページ構成、不要な仕組みに依存しすぎない設計を意識しています。
WordPressで作られたホームページに不安がある場合も、まずは現在の状態を確認し、修正で対応できるのか、リニューアルした方がよいのかを整理することが大切です。
イズイズでは、WordPressありきではなく、お客様の目的や運用体制に合わせて、長く安心して使えるホームページをご提案しています。
WordPressの表示がおかしいときは、慌てて設定を変更するのではなく、まず症状を整理することが大切です。
どのページで起きているのか。
いつから起きているのか。
更新作業の直後なのか。
他の端末やブラウザでも同じように見えるのか。
キャッシュ、プラグイン、テーマ、PHP、サーバー環境のどこに原因がありそうか。
これらを確認することで、原因を切り分けやすくなります。
表示不具合が軽微なものであれば、キャッシュ削除や設定確認で改善する場合もあります。
一方で、管理画面にログインできない、ページ全体が真っ白になる、問い合わせフォームが動かないなどの場合は、専門の制作会社に相談する方が安全です。
WordPressの表示不具合が何度も起きる場合は、ホームページの保守体制や構築方法を見直すタイミングかもしれません。
現在のホームページの状態を確認し、修正・保守・リニューアル・CMS見直しのどれが適切かを検討しましょう。